Maschineをオススメするのはこんな人!【ビートメイク】

ビートメイク

「ビートメイクを始めたいけど何の機材を使おうか迷っている」
「パソコンは持っているけど他に何が必要なのか分からない」


この記事はそんな方に向けて書いています。

どうも、ダズです!
僕はヒップホップ激戦区大阪でラッパー・ビートメイカー、そしてYouTuberとして活動しています。
音楽活動を本格的に始めてから4年が経ち、数々の楽曲を制作してきました。

そんな僕が「これからビートメイクを始めたい」あなたにオススメしたいのが
Maschineです!

僕は音楽制作を始めた4年前から実際にMaschineを使ってビートメイクし、
1年に100曲ほどのビートを作っています。

個人活動のダズ名義でシングルやEPをリリースしたり、
色んなラッパーにビート提供をしてビートを使っていただいています。

今回そんなダズがMaschineをオススメする人とその理由、
そしてMaschineのオススメポイントや機材を紹介します!

これからビートメイクを始めるあなたの一助となれば嬉しいです!
それでは早速本題に参ります!

Maschineとは

Maschineは、Native Instrumentsが開発したビートメイキングおよび音楽制作ツールです。

Maschineはハードウェア(MKシリーズなど)ソフトウェア(Maschine2)の統合システムで、直感的な操作性とプロフェッショナルなサウンドクオリティが特徴です。

Maschineのハードウェア部分は、パッドコントローラーとノブ、ディスプレイを備えており、これらを使ってサウンドのトリガーやエディットが簡単に行えます。

ソフトウェア部分は、強力なシーケンサー、サンプラー、エフェクターなどを含んでおり、多彩な音楽制作が可能です。

Maschineがオススメの人

ビートメイクをこれから始める人

ビートメイク初心者にとって、Maschineは非常に使いやすいツールです!

その最大の理由は、直感的な操作性豊富なサウンドライブラリにあります。

ビートメイク初心者がいきなりFL Studioなどの打ち込み系で制作を始めるのはかなりハードルが高いんですよね。笑

2010年代からヒップホップのメインストリームになったトラップミュージックでは、ビートのほとんどがDAWと呼ばれるDTMソフト上での打ち込みによって制作されています。

YouTubeなどでも沢山のハウツー動画がアップされており、ビートメイク界でのDAWでの制作のシェアはかなり広がっています。

ですが、DAWでの打ち込みでの制作は

  • パソコンをある程度触れないと難しい
  • 直感的でない
  • 多少音楽理論を勉強する必要がある

このような障壁が初心者ビートメイカーの前に立ちはだかります。

特に直感的にビートを制作できないと、あまりにも難しく無機質でビートメイクの楽しさに目覚める前に挫折していまう可能性があります。

何事も楽しさがあってこそ続けられるものです。

その点においてMaschineは非常に優れています。

カラフルなパッドと視覚的に分かりやすいディスプレイにより、音楽制作のプロセスがシンプルで理解しやすくなっています。

16個のパッドを叩くだけで音が鳴るというこのシンプルで直感的な楽しさ。

また、Maschineが得意とするサンプリングという手法を使えば、音楽理論が一切分からないあなたでもカンタンにビートを作ることが可能です!

さらに、サウンドライブラリには数千のプリセットが含まれており、ヒップホップ、EDM、ポップなど様々なジャンルのビートを簡単に作成することができます。

「音楽理論とかよく分からないけど、とにかく楽しくビートメイクしたい!」

そんなあなたにMaschineは超オススメです!

楽しそうにMaschineを叩く9th Wonder

サンプリングでビートメイクしたい人

サンプリングとは、既存の音源から特定の部分を切り出し、それをビートや楽曲に取り入れる手法です。

Maschineは、このサンプリング機能が非常に強力です。

例えば、サンプルをインポートしてから、その波形を直感的・視覚的に編集することができます。

ループポイントを設定したり、ピッチをシフトしたり、タイムストレッチを適用したりすることがカンタンに行えます。

さらに、内蔵エフェクトを使ってサンプルを加工することで、独自のサウンドを作り出すことができます。

主に90年代〜2000年代初期のヒップホップはほとんどの楽曲がサンプリングで制作されました。

新たなサンプリングネタ、手法を生み出すことでヒップホップという音楽が進化を遂げてきた、といっても過言ではありません。

サンプリングは楽器を弾いたり、MIDIを打ち込んだりするのではなく、既存の楽曲を切り貼り・並び替えて制作する手法なので直感的で音楽理論がそこまで必要ではありません。

その分、作り手のアイデアやクリエイティビティがビートメイクの鍵となります。

この試行錯誤する過程が非常に楽しく、数々のビートメイカーが虜になってきた部分です。

Maschineを使えば、初心者でも、初めて機材を触った時でもその楽しさを感じることができます!

「サンプリングで楽しくビートを作りたい!」

そんなあなたにはMaschineが最高の相棒になること間違いなしです!

ハード機材でビートメイクしたい人

最近の主流はDAWでの打ち込みでの制作です。

でも、やはり90年代などのヒップホップが好きなら、MPCSPなどのハード機材に憧れがあると思います。

そんなデジタル環境だけでなく、フィジカルな操作感を重視するユーザーにもMaschineはおすすめです。

Maschineでは高品質なパッドとノブ、シンプルなボタン配置により、直感的な操作が可能です。

ダズもリズムルーレットなどで海外プロデューサーがパッドを叩いてビートメイクする姿を見て

「カッケー!!!俺もビートメイクやりてー!!!」

と思ったひとりです。笑

また、ライブパフォーマンスやジャムセッションでもその真価を発揮します。

ハードウェアの手触り感と即応性が、クリエイティブなインスピレーションを引き出しやすくします。

ハード機材でのライブパフォーマンスといえば「SP404」シリーズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

ですが、Maschineでも充分にライブパフォーマンスは可能です!

特にMaschine MK3からライブパフォーマンス用の機能が沢山追加されています。

実際にクラブでライブするときに使う以外でも、自分で作ったビートを流しながらフィルターをかけたり、ループさせたりするだけでもかなり楽しく、制作のマンネリ化を解消できたりするのでオススメです。

Maschineでのライブパフォーマンスの様子

Maschineを実際に使用してみて

パソコンとこれ一台で充分

Maschineは、基本的にパソコンと接続して使用します(スタンドアローン機材もあります)。

これ一台でサンプリング、シーケンシング、ミキシングが可能です。

さらに、膨大なサウンドライブラリとプリセットが付属しているため、追加のソフトウェアを購入する必要がありません。

また、USB接続だけで電源を供給できるため、持ち運びが容易で、どこでも制作活動が行えます。

Maschine MK3にはオーディオインターフェースが内蔵されているため、パソコンとMaschineだけで制作を完結させることが可能です。

パソコンとMaschineを起動させるだけで楽曲制作ができてしまう、こんなにハードルが低い楽器は他にないと思います。

制作までの手間が少ない分、制作でのクリエイティビティに全力を注げるのでストレスフリーで音楽を楽しめます!

サンプリングでのビートメイクがしやすい

Maschineのサンプリング機能は非常に強力です。

例えば、オーディオソースから瞬時にサンプルを取り込み、波形を編集してループポイントを設定できます。

さらに、ピッチシフトやタイムストレッチといったプロフェッショナルな編集機能も備えており、サンプルを自在に加工することが可能です。

また、内蔵エフェクトを使ってサンプルをフィルタリングしたり、ディストーションを加えたりすることで、オリジナルのサウンドを作り上げることができます。

僕が実際に色んな機材を触ってみたり、他のビートメイカーから話を聞いたりする限り、Maschineの方がMPCやSPなどより直感的にカンタンにサンプリングで制作ができると思います。

ボタンひとつでサンプリングモードに切り替えられて、「これがやりたい!」と思ったらそれに的確に応えるボタンや機能が充実しています。

サンプリングメインで制作する場合、打ち込みの楽曲と比べてかなり手順や工程が少ないので、初心者でもカンタンに始められるのでオススメです!

今まで作ってきたビート

” 21 ” / Does (Prod by Does) 【OFFICIAL VIDEO】
4U / Does (Prod.Does)

オススメのMaschine機材

Maschine MK2

Maschine MK2は、堅実な性能と使いやすさで多くのユーザーに支持されています。

16の感圧パッド、8つのノブ、そして2つのディスプレイを備えており、直感的な操作が可能です。

また、豊富なエフェクトとシンセサイザー音源が内蔵されており、幅広い音楽ジャンルに対応できます。

価格も比較的手頃であり、コストパフォーマンスに優れています。

メルカリなどの中古で探せば2万円以内でゲットすることもできます。

ただ注意しなければならないのが、Maschine MK3と違って「オーディオインターフェースが内蔵されていない」ということです。

つまりMaschineとは別にオーディオインターフェースを用意する必要があるので、初心者の方にはのちに紹介するMK3という後継種(上位種)モデルをオススメしています。

Maschine mikro MK3

Maschine mikro MK3は、コンパクトなサイズでありながら強力な機能を備えています。

16のバックライト付きパッド、タッチストリップ、そしてシンプルなインターフェースを備えており、持ち運びが容易で外出先でもビートメイクが可能です。

限られたスペースでも使えるため、ホームスタジオにも最適です。

こちらもオーディオインターフェースが内蔵されていないモデルになります。

ただ何よりコンパクトなサイズ感なので持ち運びに非常に便利です。

さらに、Maschineソフトウェアとの完全な互換性により、パソコン上での詳細な編集も可能です。

ライブで使用したい、持ち運んで色んな場所でビートメイクしたい、という方にはオススメのモデルになります。

液晶ディスプレイが付いていないので、基本的にパソコン作業が必要になることは注意しておくべきポイントです。

Maschine MK3

Maschineの中でダズが最もオススメする機材になります!

Maschine MK3は、最先端の機能と高品質なハードウェアを兼ね備えたフラッグシップモデルです。

大きなフルカラーのディスプレイ、タッチセンサー付きノブ、そして16の感圧パッドを備えており、プロフェッショナルな制作環境を提供します。

さらに、内蔵オーディオインターフェースにより、追加の機器を必要とせずに高品質なサウンドを取り込むことができます。

Maschine MK3は、初心者にとってもプロフェッショナルなビートメイカーにとっても最適な選択肢です。

これを買っておけば間違いないと思います。

Maschineシリーズの中で一番シェア率も高く定評があります。

まとめ

Maschineは、ビートメイクをこれから始める人、サンプリングで独自のビートを作りたい人、ハードウェアでの操作感を重視する人など、幅広いニーズに対応する万能なツールです。

直感的な操作性と豊富なサウンドライブラリにより、初心者からプロフェッショナルまで満足できる製品です。

特におすすめのモデルとしては、Maschine MK2、Maschine mikro MK3、そしてMaschine MK3が挙げられます。

これらの機材を使って、ぜひあなたもビートメイクの世界に飛び込んでみてください。

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